【感染症情報】麻しんに関する注意喚起

受診時の注意点

最近、麻しん患者との接触または麻しん流行国への渡航、国内の流行地への旅行等のいずれかがあり、かつ下記のような症状がある場合は、早めに医療機関に受診してください。その際には、事前に医療機関に電話し、麻しんの疑いがあることを伝え、指示に従ってください。また、受診の際は、周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し公共交通機関の利用は避けてください。

症 状

10日程度の潜伏期間の後、発熱・せき・目の充血など風邪のような症状が3日ほど続きます。その後、口の中にコプリック斑とよばれる白い斑点が見られ、40℃前後の高熱が出るとともに全身に赤い発疹があらわれます。約1週間ほどで治まりますが、脳炎や肺炎などの合併症をおこすこともあります。
乳幼児期の麻しん感染後、5年から10年後に亜急性硬化性全脳炎という生命に関わる病気を発症することがあります。

市内の動向

令和7年1月31日に岡山市で麻しん患者が発生しました。国外からの持ち込み例です。(平成26年1月以来の発生)

平成27年3月27日、世界保健機関西太平洋地域事務局により、日本が麻しんの排除状態にあることが認定されました。かつては毎年春から初夏にかけて流行がみられていましたが、排除後は、海外からの輸入例と、輸入例からの感染事例のみを認める状況となっております。海外に行かれる場合は、発生状況に注意するとともに予防接種歴について確認し、麻しんの予防接種を2回受けていない場合や接種歴や既往歴が不明の場合には、予防接種を受けることを検討してください。


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