最近の感染性胃腸炎の発生状況から、ノロウイルスによる食中毒の発生が危惧されるため、岡山県では、令和7年1月23日付で県内全域に食中毒注意報が発令されています。
食中毒(ノロウイルス)注意報を発令中です – 岡山県ホームページ(生活衛生課)
感染性胃腸炎患者数の経年的推移(岡山市)令和7年第6週(2月3日から2月9日)時点

当院でも嘔吐や下痢症状を訴えて受診される方が増えております。ウイルス性胃腸炎の場合には、症状が出てから5~7日程度で自然と治まっていきます。しかし、たぶん胃腸炎だから自然と治るだろうと安易に考えず、嘔吐や下痢が数日以上続く、あるいは、38度以上の高熱が出ている場合などは、早めに医療機関を受診しましょう。
特に感染流行期は早めの対策と予防習慣を身に付けて『感染性胃腸炎』を防ぎましょう。
薬剤師 堀 正二
感染性胃腸炎の対策【お役立ち資料集】




お手元の「ハイター」「キッチンハイター」に含まれている次亜塩素酸ナトリウムも、様々な条件で分解している可能性があり、濃度を特定することができません。必要な次亜塩素酸ナトリウム濃度の希釈液を作るためには、下表に示す目安で希釈することをおすすめします。
購入時期が不明な場合や、直射日光にあたる場所や高温で保管して濃度の低下が不安な場合は、購入から3年以内の濃度で調整してください。なお、ご購入から3年以上経過した古い製品では、次亜塩素酸ナトリウムの濃度が著しく低下している場合がありますので、ご使用はおすすめできません。
「ハイター」と「キッチンハイター」の希釈の目安
