梅雨の時期は部屋の湿度上昇によってアレルゲン (アレルギーを引き起こす物質)である、ダニやカビが繁殖しやすくなります。これらのアレルゲンを吸い込むと気道に炎症が起こり、喘息症状が悪化するケースが多く認められています。特にマンションなどの気密性の高い室内では、ダニやカビが繁殖しやすいので湿度管理や掃除に気をつける必要があります。ダニは布団や厚手のカーペットに発生しやすく、カビは台所や浴室など水場に発生しやすいと言われています。
喘息の管理目標は
「健康な人と変わらない日常生活を送ること」です
気になる症状のある方は医師・薬剤師に相談しましょう

当院では、診察までの待ち時間を利用し、医師の診察前に薬剤師が現在治療中のお薬の服薬状況や副作用の発現状況、薬物療法に関する満足度などをより正確に把握し、当日の診療に役立てるために「薬剤師(おくすり相談)外来」を設けております。
最新の治療薬に関する情報提供と共に、患者さんのライフスタイルに配慮し、できる限り普段と変わらない日常生活が送れるようにサポートしていきますのでお気軽にお声をかけていただければ幸いです。

薬剤師 堀 正二
喘息治療の進歩により、生物学的製剤が使えるようになりました
引用:重症喘息の治療 喘息治療の新しい選択肢|アレルギーi
医療最前線 重症ぜん息でも症状なしをめざせる時代に|WEB版すこやかライフ|独立行政法人環境再生保全機構
喘息の治療では、吸入ステロイド薬が基本の薬となっています。さらに必要に応じて、気管支を広げる薬を併用することもあります。しかしこれらの薬を最大限使っても効果が不十分な場合もあります。

喘息治療の進歩により、こうした場合には生物学的製剤とよばれる薬が使えるようになりました。これまでの治療が十分に効かなかった喘息に対して効果が期待できるお薬です。


「ぜんそく症状チェッカー」を使って、今のあなたの状態をチェックしてみましょう。
喘息症状をセルフチェック|アレルギーi