患者様各位
2022年4月末をもって新海正典先生が引退された後、5月より院長を引き継がせていただくことになりました。
20年の長きに渡り、お一人で内科、皮膚科、泌尿器科と幅広い診療を続けて来られた新海正典先生の類い稀なる臨床能力そして強靭な精神力に敬意を評します。私も4月の短い間でしたが、新海先生の診療に付き添わせて頂き、その理念と情熱を胸に深く刻むことが出来ました。
私はこれまでの約30年間、内科医として病院に勤務し、一般内科疾患の診療に携わって参りました。糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病、慢性疾患を専門としつつ、西洋医学と漢方医学の両方の視点からの和漢診療学に取り組むようになりました。心身一如の観点から、個人の体質を考慮した治療戦略を練り、西洋医学では解決できない症状の改善を図ると共に、ポリファーマシーを避けるべく総合的で全人的、かつ合理的な視点からの内科診療を目指しています。
また、5月より月一回程度は岡山労災病院の循環器内科専門医の診療時間を設け、引き続き急性期専門病院との連携を図る予定です。
泌尿器科については岡山労災病院より非常勤医師の派遣を月に二回、得ることで診療を継続していく所存です。
コロナ禍の続く中でもあり、患者様におきましては従来通りにいかない面も多々生じ御面倒をお掛けすることもあるかとは存じますが、新海先生から託された地域診療を守るべく、皆様の健康管理の役に立ち、皆様に愛される診療所でありたいと願い、スタッフ一同が心をひとつにし、努力し邁進する覚悟でおりますので、御理解頂けますと幸いです。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

新海医院 2022年5月 足羽 敦子